【3資格比較】選ばれている資格「ウェブ解析士」 難易度や合格率などを含む特徴と取得のメリット5つ

【3資格比較】選ばれている資格「ウェブ解析士」 難易度や合格率などを含む特徴と取得のメリット5つ
ウェブ解析に関連する資格は多数ありますが、その中でも「ウェブ解析士」は選ばれ続けているもののひとつだといっていいでしょう。そこで今回は、ほかの資格とウェブ解析士を比較、難易度や合格率など踏まえてウェブ解析士という資格の特徴を浮き彫りにしてみたいと思います。その特徴を踏まえ、取得のメリットについても考えてみましょう。

この記事の内容

  • 資格3つを比較!そこから見えるそれぞれの特徴とは?
  • 難易度や合格率など含むウェブ解析士の3つの特徴
  • ウェブ解析士を取得することの5つのメリット

資格3つを比較!そこから見えるそれぞれの特徴とは?


ウェブ解析は、ウェブマーケティングの知識や技術を身につけるための、または身についていることを証明する資格です。同じような資格がいくつかある中で、「違いが分からない」というお声をいただくこともあることから、今回は3つの資格を比較してみようと思います。

取り上げるのは、ウェブ解析士と資格A、資格Bです。各認定団体の公式ホームページに掲載されている公開情報のみを情報源としていますので、その点ご了承ください。(2021年2月末時点)

ウェブ解析士資格A(Webアナリスト検定)資格B(ネットマーケティング検定)
認定団体ウェブ解析士協会日本Web協会サーティファイ
試験開始2010年-2012年
受験料17,600円主催者・会場による6,000円
回答時間・問題数・回答方式60分60問4択80分80分40問4択
合格基準非公開各カテゴリー40%以上かつトータル75%以上70%以上
合格率57.4%80%69.1%
認定講座あり(任意)あり(任意)なし
公式テキストありありあり
試験方式オンラインとオフラインオンラインオフライン(2021年8月からオンライン)
合格発表試験終了時試験終了時約3週間後
学習時間の目安経験者:15~30時間
未経験者:40~60時間
-15時間
累計受験者数38,000名超
(41,540名)
-6,763名
更新ありなしなし
上位資格ありなしなし


資格Aの特徴


Googleアナリティクスが中心となるウェブ解析の資格といえます。ウェブ解析で重要な指標の読み方や用語、集客方法、課題を特定する手法を学ぶ、初心者向けの実用的な資格といえるのではないでしょうか。5時間の認定講座を受講してから、試験に臨むことも可能です。

詳しい情報があまり公開されていないのが残念ですが、ウェブ解析系の資格の中では古株です。受講者数は公表されていないものの、相当数に上るのではないかと思われます。合格率が高いのが特徴で、取得の可能性が高い資格を狙いたい人に向いているのではないでしょうか。

資格Bの特徴


インターネットマーケティングを網羅する内容が特徴といえる資格です。ホームページを拝見するかぎりでは、座学中心のように読み取れます。出題範囲が明記され、過去問題集もあり、何を勉強しておけばよいかというアドバイスもあります。

大きな特徴として挙げておきたいのは、認定団体が数々の資格を取り扱っていることです。その数25超と、資格の総合大手という印象を受けます。受験者数は少なめです。対策をしっかりとしておけば、合格しやすいのではないでしょうか。

難易度や合格率など含むウェブ解析士の3つの特徴


今回改めてほかの資格試験について情報をまとめてみて感じたのは、一口にウェブ解析能力を問う資格試験といっても、それぞれに特徴があるということです。資格AおよびBを踏まえて、ウェブ解析士の特徴を3つ挙げてみたいと思います。

  • 網羅的にウェブマーケティングの知識習得が可能=ウェブ解析を体系的に学べる
  • 合格率は3つの中でもっとも低い=難易度はやや高め
  • 受験者数が多い=認知度が高い

試験内容については、ウェブ解析をデジタルマーケティングの要と位置づけ、重要な指標の分析手法からデジタル化戦略の立て方、広告の効果測定、サイトの課題発見と改善手法などを学びます。

弊社がウェブ解析士の認定講座を運営する会社だからというわけではありませんが、ウェブマーケティングの流れを実践的な内容で学習できるという点が、評価されているのではないでしょうか。

合格率は3資格の中でもっとも低いため、しっかりと準備しておくことをおすすめします。

この資格はウェブ関連の業界でよく知られていますし、弊社の顧客の中にも、すでに受験者が1,000名を超えるという企業があります。

ウェブ解析士は、ウェブ関連の仕事に就くために必要な国家資格ではありません。それにもかかわらず、受験者が4万人を超えるということは、資格に対する信頼を表しているといっても過言ではないでしょう。

ウェブ解析士を取得することの5つのメリット


ここからは、ウェブ解析士を取得する5つのメリットについて見ていきたいと思います。

  • すでに数万人というウェブ解析士コミュニティがある
  • 資格の更新が必要=合格後も学び続ける体制
  • 上位資格がある=段階的なスキルアップが可能
  • 協会による就業支援
  • 取得がゴールではなくスタートだと考えている点

前述の部分とリンクするのですが、受験者数が多いということは、すでにそれだけ大きなコミュニティが存在するということになります。横つながりを持ち、学び合うことも可能です。

学び合うという点では、ウェブ解析士は取得して終わりという資格ではなく、更新が必要です。更新に際してはテストがあり、ウェブ解析士を名乗ること自体が知識をアップデートし続けていることの証明になります。

ウェブ解析士からスタートし、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターとキャリアアップしていくことも可能です。

協会による就業支援があることも、信頼につながっているといえるでしょう。ウェブ解析士の求人案内やセミナーでの登壇機会などが提供されます。

ウェブ解析士はウェブマーケティング界の登竜門ともいえる資格です。取得をゴールとせずに、そこからどのように活躍していくかを見据えているという点が大きな特徴であり、多くの企業から選ばれている理由だと考えます。

まとめ


今回は、難易度や合格率など資格試験に欠かせない情報を踏まえて、ウェブ解析士の特徴やメリットを見てきました。いつ明けるかわからないコロナ禍にあっては、「先立つものが」というお声が聞こえてきそうです。

事業再構築補助金が大きな注目を集めていますが、ウェブを絡めた新たな販売チャネル(経路)の立ち上げや新規事業などにはウェブ解析のスキルが非常に役立ちます。補助金申請のサポートをさせていただきますので、この機会にご検討ください。

この記事を書いた人

吉野竜司|Ryuzi Yoshino株式会社アイクラウド 代表取締役CEO

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