記憶の定着には復習!研修効果を高める動画コンテンツサービスを開始した2つの理由

記憶の定着には復習!研修効果を高める動画コンテンツサービスを開始した2つの理由
成果が求められる企業研修において、研修効果を測定する指標のひとつに記憶の定着があります。研修担当者の多くは、この見えない記憶の定着率を相手に一度は頭を抱えたことがあるのではないでしょうか。定着率の見える化もさることながら、今回は、記憶の定着を左右する復習の重要性と手軽に復習ができる弊社の動画コンテンツについてお伝えします。

この記事の内容

  • 研修の効果として期待される記憶の定着
  • 記憶の定着に大切なのは復習とそのタイミング
  • 動画コンテンツの配信開始とそれを決めた2つの理由

研修の効果として期待される記憶の定着


研修を受講させれば、必ず成果を求められるのが企業研修です。研修と直結する部分でいうと、出席者数や参加率、合格者数、合格率など、確実に数字に表れる成果もある中で、一見数字に置き換えにくい記憶の定着も重視されるポイントのひとつといえます。

研修を受講させた側からすると、研修の内容がどこまで受講生の記憶に残っているのかが気になるのは当然です。研修を受講してすぐに実務に戻るというのが一般的ですから、テストという方法で記憶に定着している内容を誰にとっても分かる数字(スコア)に置き換え、見える化することが必要になります。

もちろんスコアの良し悪しも大切ですが、新たなことを学ぶときには、本質的にどのようにすれば効果的に記憶を定着させることができるかのほうが重要だと考えます。当たり前かもしれませんが、記憶が定着すればスコアは上がるわけです。そして、そのポイントとなるのが復習だといわれています。

記憶の定着に大切なのは復習とそのタイミング


研修担当者であれば、「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるでしょう。新しく学習した内容を忘れるスピードを曲線で表したものです。詳細な説明は専門のサイトに譲りますが、要点としては、学習してから時間が経つほど覚え直すのにかかる労力が大きくなることを意味しています。

また、復習には効果的なタイミングがあるといわれ、いつ復習をするのが記憶の定着に効果的なのかは諸説あるようです。研修当日の就寝前や翌朝、翌日など、さまざまなタイミングが提唱されていますが、復習が記憶の定着を促進しているのは定説といえます。この曲線が示すことはさまざまありますが、研修会社の実感としても、記憶の定着に重要な役割を果たしているのは復習(反復学習)ということに間違いはありません。

そこで課題になってくるのが、いつどのようなタイミングで復習の時間を設けるかです。受講生には、日々の業務をこなす中で新たなことを学ばせるのですから、情報がたくさんありすぎて記憶の定着が思わしくないのではないかという懸念があることでしょう。

そのような場合には、講義が終了しても復習する期間を設けることをおすすめします。可能であれば、条件を設定しましょう。毎日何時から、1週間の中で何回または何時間というように、復習の条件を設定することで時間の確保を促します。受講生の上司にもあらかじめその旨を伝えておき、復習の進捗を管理するよう協力体制を敷いておくことも、時には必要になるかもしれません。

動画コンテンツの配信開始とそれを決めた2つの理由


弊社では、動画コンテンツの配信を開始しました。理由は2つあります。ひとつは、今回お伝えしているとおり、復習が記憶の定着に重要な役割を果たすからです。もうひとつは、コロナ禍で予算が厳しく、なかなか研修に費用を回せないというお声をいただいたことを挙げておきたいと思います。

実は、今春に研修のオンライン化を進める決断をした時点で、動画コンテンツの構想はすでに浮かんでいました。しかし、この状況下で新しいサービスを実現させるためには入念な準備が必要でした。動画化する講座の選定、動画配信用の講義の進め方、実際の撮影など、動画コンテンツのクオリティにかなりの時間を費やしたことは事実です。

コロナ禍にあっても研修の受講を検討していただけるという、その期待に応えたいという思いもありました。記憶の定着を図る復習という意味では、定期的な研修の受講もおすすめしたいところですが、それでは予算が厳しい企業にとっては選ぶか選ばないか、つまり0か100かの選択を強いているようなものです。ほかの選択肢を用意することで、選択の幅を広げることが肝要と判断しました。

ここまで動画コンテンツを復習のためのツールという位置づけでお話してきましたが、もちろん復習ではなく新規や単発のみで受講していただくことが可能です。「はじめの一歩シリーズ」として、そのカテゴリーの学習を始める方のための入門的なコンテンツを配信してまいりますので、どうぞご期待ください。

なお、動画コンテンツの詳細はこちらに記載されています。よろしければ一度ご確認ください。現在、無料体験ができる講義動画を2本公開しています。

デジタルマーケティングコース 無料体験動画(5分)


まとめ


研修を実施する目的は企業によってさまざまです。研修効果の測定も数多くの指標がありますが、どのような尺度を使った指標であっても、その根幹にあり成果を左右するのは記憶の定着だと考えます。研修内容を受講者の記憶に残すところから研修が始まるといっても過言ではないでしょう。

記憶の定着を促す復習の手段として、またお客様のご要望に応じる形で、弊社は動画コンテンツの配信を開始しました。復習ではなく新規に学習を始める方向けの入門編としても機能するよう内容を精査、単元ごとに完結していますので、ご活用ください。

動画コンテンツであれば、場所を選ばず、いつでも何回でも手軽に反復学習ができます。講義や課題が終われば研修は終了ということではなく、この新サービスが記憶の定着=復習を促すきっかけとなれば幸いです。

この記事を書いた人

吉野竜司|Ryuzi Yoshino株式会社アイクラウド 代表取締役CEO

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