ChatGPTをはじめとする生成AIは、いまやビジネスから教育まで、あらゆる分野で活用が広がっています。
一方で「思ったように使いこなせない」「効果的な活用方法がわからない」と感じている人も少なくありません。
そこで今回は、株式会社NEXERと共同で、事前調査で「業務や日常生活でChatGPTなどの生成AIを利用したことがある」と回答した全国の男女233名を対象に「生成AIの知識」に関するアンケート調査を実施しました!
「生成AIの知識に関するアンケート」調査概要
調査手法: インターネットでのアンケート
調査期間: 2025年10月20日 ~ 10月23日
調査対象者: 事前調査で「業務や日常生活でChatGPTなどの生成AIを利用したことがある」と回答した全国の男女
有効回答: 233サンプル
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
質問1:生成AIの知識は、どこで学びましたか?(複数選択可)
まずは、生成AIに関する知識を「どのように身につけたのか」を聞いてみました。
最も多かったのは「自分で試しながら学んだ」という回答で、多くの人が実際に使う中で理解を深めていることがわかりました。
次いで「ニュースやWebメディアの記事」「YouTube」など、オンライン上の情報を通じて学んだ人が多く、手軽にアクセスできる学習手段が主流となっています。
一方で「とくに学んでいない」と答えた人も約3割にのぼり、生成AIへの関心が高まる一方で、体系的な学習環境や研修の機会がまだ十分に整っていない現状も明らかになりました。
質問2:生成AIを使う上で困ったことはありますか?
次に、生成AIを利用する際に「困った経験があるかどうか」を尋ねました。
結果、4人に1人以上が「困ったことがある」と回答しており、一定数のユーザーが活用の中で課題を感じていることがわかりました。
質問3では、どのようなことで困ったか聞いてみたので、一部を紹介します。
- 正しい答えを返せない。(20代・男性)
- 望んだことと別の回答が返ってくる。(20代・男性)
- 自分で考える力がなくならないか、アイディアをもらうのはズルくないか。(30代・女性)
- まだ欲しい情報がすぐに出てくる様な精度には達しておらず、指示の仕方には工夫がいる。(30代・男性)
- 画像生成などは学習データによるバイアスのせいで思ったとおりにいかないことが多い。(40代・男性)
- 的を射た回答を得るための、質問方法が難しい。(50代・男性)
生成AIの利用において最も多かった困りごとは「正確な答えが得られない」「期待した内容にならない」といった回答精度への不満でした。
また「質問の仕方が難しい」「指示の出し方に工夫が必要」など、操作スキルやプロンプト作成の難しさを挙げる声も目立ちます。
さらに「AIに頼りすぎてしまうことへの不安」など、倫理的・心理的な面での戸惑いを感じている人も少なくありませんでした。
質問4:AIをもっと業務で活用するために欲しいサポートはありますか?
続いて、AIをより効果的に業務へ活用するために、どのようなサポートを求めているかを尋ねました。
その結果、2割以上の人が「サポートが欲しい」と回答しており、実務への導入を進めるうえで課題を感じている人が一定数いることがわかりました。
質問5では、どんなサポートが欲しいか聞いてみました。「実践的な研修・ワークショップ」が最も多く、32.1%の人が回答しました。
質問6では、それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。
実践的な研修・ワークショップ
- 間違いに対するフォロー。(40代・女性)
- より生産性を高める実践例。(40代・男性)
- 正しい使い方を知りたいから。(50代・女性)
- やはり自分でやってみて覚えるのが一番です。(60代・男性)
成功事例の共有やテンプレート集
- 確定申告を自動入力してほしい。(30代・女性)
- 作業の時間短縮になる。(30代・女性)
- 正確性が担保できない状況だと思うので、そのリスクを避けることができるような具体例を知りたいから。(50代・男性)
社内向けのAI活用マニュアル
- まだAIの活用方法が浸透してないから、応用できる方法をしりたい。(20代・女性)
- 仕事で活用したいから。(30代・男性)
専門家によるAI導入サポート
- 専門スキルが不足しているため。(40代・男性)
- すでにサポートされているが、進化が加速化していることから比例して更なるサポートが必須です。(50代・男性)
まとめ
今回は「生成AIの知識」に関するアンケートを実施し、その結果を紹介しました。
生成AIの知識を得た方法としては「自分で試しながら学んだ」が最も多く挙げられました。一方で「正しい答えが返ってこない」「質問の仕方が難しい」など、操作の難しさや精度に不安を感じる声も少なくありませんでした。
AIを業務でより活用するために求めるサポートとしては「実践的な研修・ワークショップ」が最も多く、32.1%の人が回答しています。実際に使いながら学べる機会への関心が高まっていることがうかがえます。
これからは、基礎的な知識だけでなく、現場で役立つスキルを身につけることが重要です。AIを効果的に活用したい企業にとっては、AIに特化した研修サービスの導入が有効な一歩となるでしょう。
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